歴史の過ちを繰り返さない「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟船橋支部」が再建・FB投稿2018.4.30

4月19日、「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟船橋支部」が再建されました。

戦前の「治安維持法」はご存じでも、「要求同盟」のことは知らない方もいるのではないでしょうか。

「治安維持法」によって刑務所に入れられ、人生の大事な時期を奪われたり、命を失った人たちがいました。その弾圧を受けた人たちが戦後立ち上がり、1968年に結成されたのが「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」です。

大事だと思うのは、戦前の失われた時間への賠償だけでは無く、「同盟」が同じ歴史の過ちを繰り返さないための取り組みを広げていることです。

船橋市には、かつて同盟の支部がありましたが、残念ながら活動は休止状態となっていました。しかしいま安倍政権のもとで戦前に逆戻りするような動きが急速に強まるなか、当時の暗闇の時代状況を知り、語り伝えていくことが重要な課題となっています。

そのために船橋支部を再建しようと有志が集まったのが2月14日のことでした。3月22日の第2回準備会には参加者も増え、4月19日の再建総会に向けて話が弾みました。

迎えた当日、第1部では映画「種まく人々」を上映しました。

治安維持法犠牲者の証言を軸に作られている映画で、明治大学の山田朗教授が「非国民は殺されてもかまわないという雰囲気が政府によって作られ、国民同士を監視し合わせていた時代」と話し、「自由と民主主義を求める人々が根絶やしになったことはない。必ず火種は残され、大きくなっていく」という言葉が印象的でした。

上映後の再建集会では、映画にも登場する103歳、船橋市在住の杉浦正雄さん(添付写真)も参加。特高警察に捕まり拷問を受けた体験を生々しく語ってくれました。

話し合いでは、結成された支部の取り組みとして、山田朗明大教授による講演会や松川事件の現地見学会、戦争遺跡めぐりなどが出され、今後の支部への期待が広がりました。


『がんばり通信』丸山慎一千葉県議会議員

丸山慎一千葉県議会議員の「がんばり通信」を紹介するサイトです。現在第6期、「がんばり通信」は月2回発行し、街頭宣伝でお配りしています。2018年現在、No.395まで発行しています。古いバックナンバーは、丸山慎一ホームページよりダウンロード出来ます。

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