小規模事業者が維持継続できる地域に・FB記事2018.5.19

地域では、商店街を中心に家族経営などの小規模事業者が急速に減っています。これをどう維持していくのか、開業から48年たつクリーニング店を訪問してお話しを伺いました。

「最近、大手の取次店に押されて大変なのではないですか」とまず質問。

これにたいして、「取次店は辞める店員が多いみたいで、理由はクレーム。お客さんからの苦情も取り次ぐだけなので、工場からこう言えと言われたことしか言えない。実際に洗濯している人の顔が見えない」

「その点、うちは顔が見える。洗濯している姿が見える。苦情もあるけど、その場で洗い直しなどが出来るから満足してもらっている」と話してくれました。

また、「大手は安いから、値段で負けてしまうのではないですか」と質問すると、「大手より少し高いけど、お客さんは来てくれる。それは、水の温度や洗剤の質や量などを何度も試してシミ取りや洗濯の技術を上げてきたからで、『ほんとに白く洗ってくれる』『他の店で取れなかったシミも取ってくれるので安心』などと言ってくれる」。

「なかには、送料がかかっても安心して出せる方がいいと言って、埼玉に引っ越した人が宅配便で洗濯物を送ってきてくれる」という話しには驚きました。

地域との交流や結びつきも大事で、「ボタンが取れた」と言って店に駆け込んできたお客さんのボタンをつけてあげるなど、店が地域に溶け込んでいます。

顧客の要求に応える、そのための技術水準を上げる、常に研究する姿勢を欠かさない、などが大事だと話していました。

この店がある商店街では街路灯(添付画像)をLEDに変えましたが、そのための補助金について、「申請書類が多くて大変なので改善してほしい。電気代もバカにならないので補助金を増やしてくれると助かる」と要望も出されました。

伺った話を生かして、行政の支援制度を充実させ、小規模事業者が維持継続できる地域にしていきたいと思います。


『がんばり通信』丸山慎一千葉県議会議員

丸山慎一千葉県議会議員の「がんばり通信」を紹介するサイトです。現在第6期、「がんばり通信」は月2回発行し、街頭宣伝でお配りしています。2018年現在、No.395まで発行しています。古いバックナンバーは、丸山慎一ホームページよりダウンロード出来ます。

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