分からないでは済まされない「5年後には陸上自衛隊のオスプレイ(17機)も木更津で定期整備を行う予定」2018.3.9

防衛省から、

①1月12日の習志野演習場での降下訓練始めへの米軍参加の状況

②千葉県内関係の防衛省の来年度予算

③木更津で行われている米海兵隊のオスプレイ定期整備の見通しと自衛隊オスプレイの配備先

の3点について聞き取りを行いました。

まずは③オスプレイについて、以下、聞き取りの内容をお伝えします。

陸上自衛隊木更津駐屯地では、米海兵隊が普天間基地に配備しているオスプレイ(24機)の定期整備が行われていますが、昨年1月に飛来した1番機の整備がいまだに完了していません(当初は昨年9月ごろ完成見込みとしていました)。

これについて防衛省側は「部品や工具の調達、習熟度、マニュアルの作成などで時間がかかっている」「今年度中は試験飛行は行わない」と回答。「2機目以降は不明」と答えました。

詳細を質すと「わからない」の一点張り。

5年後には陸上自衛隊のオスプレイ(17機)も木更津で定期整備を行う予定となっており、本来、「わからない」で済む話ではありません。

自衛隊のオスプレイでは、「17機のうち最初の5機が今年の秋に納入される予定。配備先は佐賀空港だが了承は得られていない。配備に必要な施設整備は間に合わない」と認めました。

その一方で、暫定配備先については「あらゆる可能性を検討しているが、来年度、暫定配備のための予算はないので、新たに整備をしなくてもいいところになる」と回答。

しかし、それ以外の質問に対しては「あらゆる可能性を検討」と繰り返すだけで、事実上回答を拒否。

「オスプレイは佐世保に新編される水陸機動団との連携を重視している」と言いながら、はるかに離れている北海道なども「排除しない」と発言をしたり、「いつまでに判断しなければならないのか」と聞いても、「それも含めて検討中」として答えませんでした。

これまでは「暫定配備先は1500mの滑走路を備えているところが対象」としていましたが、これについても「その方が経済的というだけで、垂直離着陸ができるので、無くてもかまわない」と基準を下げました。

「自治体への連絡はどうするのか」との質問にも「ケースバイケース。自治体によって違うので、実施1週間前も排除しない」と回答。自治体側は検討する時間的余裕もないことになり、問答無用の姿勢が見え隠れしています。

オスプレイは、木更津駐屯地にいる第一ヘリコプター団の「装備品」として購入されており、木更津駐屯地は1500m滑走路を備えています。定期整備工場も稼働中で、暫定配備先として極めて可能性が高いと言わざるを得ません。

この日�の聞き取�り、オスプレイの配備をしないよう求めました。

『がんばり通信』丸山慎一千葉県議会議員

丸山慎一千葉県議会議員の「がんばり通信」を紹介するサイトです。現在第6期、「がんばり通信」は月2回発行し、街頭宣伝でお配りしています。2018年現在、No.395まで発行しています。古いバックナンバーは、丸山慎一ホームページよりダウンロード出来ます。

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